thermochromic painting
1,000 × 3,000 mm
2020
1,000 × 3,000 mm
2020年
室温の変化に応じて色面が発消色する絵画。
ピンク色の色面は下地面と表層面の二層で構成されており、表層面は表面温度15℃前後を目安に消色し始め、25℃前後でほぼ完全に消色し、40℃前後まで上昇すると下地面が発色し始める。
常盤邸は江戸時代に建てれた木造家屋で通気性がよく、扉窓が開け放たれた空気の通る状態で来場者に開放されているため外気温の影響を受けやすく、土間付近と天井付近では5〜10℃近くの温度差が生じている。
高さ3メートルの色面は、天候や時間帯による室内温度環境の変化にともない緩やかに発色/消色しながらその表情を変えていく。
The color surface is composed of traces of contact with the palm. This work has been changing color between 15 and 40 degrees celsius, depending on the temperature.