transient yet permanent structure
一時的で恒久的なかたちについて
Video installation, 3ch HD video, stereo sound
Variable size
2016
(Fujinoyama Biennale 2016)
ビデオインスタレーション, 3ch HD ビデオ, ステレオ
サイズ可変
2016年
(富士の山ビエンナーレ2016)
Ryo Shimizu's video installation explored ideas about Mount Fuji as an object of worship through the framework of the lwabuchi Torii Ko, a traditional Shinto ritual that takes place every twelve years in the Year of the Monkey. In the lwabuchi ToriiK o, localr esidents around Yasaka Shrine in the lwabuchi area of Fuji City create a new tori i, or wooden shrine gate, and carry it from the shrine to the top of Mount Fuji to replace the old gate.In terviewing people involved int he ritual,S himizu illuminated the various ways that Mount Fuji is revered.
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In cooperation with Takashi Hokoi
Chinese Subtitles: Chenran Lily Ikeda
12年に一度、申(さる)の年に行われる岩淵鳥居講を題材に、多くの人々に信仰される富士山と清水自身が思い描くごく私的な富士山との関係に思いを巡らせた映像インスタレーション。岩淵鳥居講とは、新しい鳥居を、展示会場である旧鱗商店からほど近くにある八坂神社から富士山頂まで運び、12年間雨風に耐えた鳥居と付け替えるという神事だ。清水は、一年ほど前から地域の人たちと関係を築き、関係者らへのインタビューを行い、なぜこれほどまでに富士山は人々の心を魅了して離さないのか、その力の源はどこにあるのかなどについて考えた。日本で一番高い山ゆえに、日本のイメージとしてお札のデザインなどに採用されている富士山は、2013年に世界遺産に登録され文字通り世界から注目されるものになった。清水の個人的な想いから、地域に根づく伝統的な神事、そしてグローバルな観光産業まで、さまざまな層で展開する富士山信仰が次第に明らかになってくる。
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撮影協力:鉾井喬
中国語字幕翻訳:池田リリィ茜藍
Related URL:http://2016.fujinoyama-biennale.com/