験を修める
a practitioner
脚本・撮影・編集:清水玲
ナレーション(日本語):清水玲
ナレーション(英語):May(Hi VOICE), Nancy (Natural Reader)
翻訳:Gengo.Inc
音楽(伊豆編)
作曲:木戸崇博 村田有希
ギター, チェロ, ハープ, グロッケンシュピール:木戸崇博
ピアノ, シンセサイザー:村田有希
ヴァイオリン, ヴィオラ:高原久美
パーカッション:吉川忠志
レコーディング:木戸崇博, 村田有希
ミキシング, マスタリング:木戸崇博
音楽(四国・神津島~伊豆編)
作曲:清水玲
Special thanks:
Cliff Edge Project
神山アーティスト・イン・レジデンス実行委員会
ヒロ画廊
清水光芳・美津
清水琳・瑛介













3200年前に起きたカワゴ平噴火は、伊豆半島の火山活動において最大級の噴火であった。その火砕流が作り出した独特の見かけをした地形は、1958年の狩野川台風の際に集中豪雨に襲われ、大量の土砂が流出して狩野川が氾濫。伊豆地方だけで1,000人を超す死者を出す大災害となった。中伊豆町の観光資源であった白岩温泉の源泉も狩野川の氾濫により流失荒廃した。復興事業によって再湧出された白岩温泉は、中伊豆温泉病院の誘致に繋った。
作家(清水)は、父親がかつて中伊豆温泉病院に勤務していたことを知り、宿命的な巡り合わせを感じて伊豆の各地を巡る。
伊豆半島の地形の成り立ちと信仰のかたちの変遷は、奇しくも作家の生い立ちと重なり、この不思議な仕合わせを巡る壮大な旅路は、ものづくりに関わる古代のある氏族の存在へとつながっていく。